道中記にみる江戸時代の日立地方 岩城、棚倉街道を旅する
- 編 者 古文書学習会
- 発行所 日立市郷土博物館
- 発行年 2008年3月28日
- 判型等 A5判 110頁
水戸から岩城まで(現在のひたちなか市、東海村、日立市、高萩市、北茨城市、いわき市平)の街道(岩城街道)と太田から棚倉まで(常陸太田市、日立市、福島県棚倉町)の街道(棚倉街道)を歩いた人々の記録を翻刻しました。
史料それぞれに解説を付してありますが、さらにくわしく堀辺武さん(古文書学習会)が主な道中記・紀行文を紹介しています。「堀辺武著 江戸時代の旅及び道中記文献目録」を参照ください。
目 次
- 刊行に寄せて 瀬谷義彦
- 解説 堀辺武
- 道中記の翻刻にあたって[凡例]
- 1 元禄10年 ひたち帯 安藤朴翁
- 2 享保15年 岩城便宜 川上櫟斎
- 3 寛保2年 道中行程記 田波某
- 4 寛延年間 岩城道中記 著者不詳
- 5 宝暦7年 草枕 味岡里伝子
- 6 宝暦9年 松島旅行日記 浜岡たみ
- 7 明和9年 水戸岩城道中覚 小田切伝兵衛
- 8 安永7年 奥州紀行 伊能忠敬
- 9 安永7年 戊戌紀行 本多忠籌
- 10 安永9年 鹿島道の記 伊達重村
- 11 天明6年 鹿島日記 堀田正敦
- 12 寛政元年 松島紀行 遅月庵
- 13 寛政3年 奥州海道行程記 深作平右衛門
- 14 寛政12年 庚申紀行 本多忠籌
- 15 寛政年間 岩城浜街道中記 著者不詳
- 16 文化4年 続未曾有後記 遠山景普
- 17 文政6年 南轎紀游 成田鶴斎
- 18 文政10年 奥羽日記 幻窓湖中
- 19 文政10年 浴陸奥温泉記 小宮山楓軒
- 20 天保12年 辛丑日録 藤田東湖
- 21 天保12年 北国見聞記 森村新蔵
- 22 天保13年 読書余適 安井息軒
- 23 嘉永4年 東北遊日記 吉田松陰
- 24 嘉永6年 諸国廻歴日録 牟田高惇
- 25 安政2年 常北遊記 青山延寿
- 26 安政2年 磐城温泉日記 小笠原貞道
- 27 安政2年 みちのく小記 篠原香山
- 漢文の書き下し
- 未収録の江戸時代の道中記
- あとがきにかえて