一九四五年七月二六日、日立—原爆投下訓練被災記録—
- 発 行 日立市郷土博物館内島崎和夫
- 発行年 1993年7月29日発行
- 判型等 B6判 54頁
- 日立市図書館や郷土博物館で読むことができます。
太平洋戦争敗北間際の1945年7月26日、日立市に1発の大型爆弾がアメリカ軍機B29によって投下されました。このアメリカ軍の攻撃は、日本への核爆弾投下のための訓練だったことが、奥住喜重さんにより明らかにされたました。本書はその訓練の概要と市民の体験をまとめたものです。
内容細目
| 御記憶の方ありませんか 日立市に原爆投下の訓練があったことを | … 奥住喜重 | 
| 1 送電線復旧にたずさわっていて | … 瀬谷房之助 | 
| 2 昭和二〇年七月二六日のB29一機来襲 | … 高橋市蔵 | 
| 3 山手工場への爆撃投下について | … 武士一弥 | 
| 4 学徒動員の生活のなかで | … 塚本峯司 | 
| 5 四六年間の疑問 | … 富安磯子 | 
| 6 昭和二〇年山手工場爆撃の話 | … 長島英一 | 
| 7 昭和二〇年七月の思い出 | … 広木貞春 | 
| 8 日立鉱山の社宅で | … 山形孝子 | 
| トップシークレットが投弾 | … 奥住喜重 | 
| 本書のなりたちについて | … 島崎 | 
 爆発の瞬間。中央左の○内に爆発直後の煙がたっている。右上には、英文で「HITACHI COPPER REFINERY」=日立精銅所とあるが、落下地点を囲む方形の線で囲まれているのは日立製作所日立工場山手工場である。工藤洋三さん提供
爆発の瞬間。中央左の○内に爆発直後の煙がたっている。右上には、英文で「HITACHI COPPER REFINERY」=日立精銅所とあるが、落下地点を囲む方形の線で囲まれているのは日立製作所日立工場山手工場である。工藤洋三さん提供