新修 日立市史 下巻 目次
- 編 者 日立市史編さん委員会
- 発行所 日立市
- 発行年 1996年3月31日
- 判型等 A5判 734頁
- 口絵
- 凡例
- 概 観 … 小松徳年
- 第一章 明治前期の日立地方
- 第一節 茨城県の成立と新しい地方制度 … 安典久
- 茨城県の成立と日立地方の村々
- 戸籍区の設定と戸籍の編成
- 大区小区制
- 改正大区小区制
- 第二節 徴兵制と地租改正 … 安典久
- 徴兵制と西南戦争
- 地券調査
- 地価取調心得と地租改正総代
- 実地丈量
- 地位等級調査と地主総代
- 地価調査と地租の決定
- 第三節 地方制度の改正と村々の再編 … 安典久
- 郡区町村編制法と郡長
- 連合村と公選戸長
- 人民総代の制と町村会
- 明治十七年の改正
- 新聞にみる景況と世相
- 「多賀紀行」と道路事情
- 勧業政策
- 農業と水産業
- 寒水石の生産と金融
- 第四節 学制の発布と小学校の創設 … 栃木敏男
- 学制の施行と日立地方
- 学区取締、学区取締心得
- 学制施行時の教員
- 民費に頼った教育財政
- 就学とその実態
- 小学校教育の実態
- 教育令時代の日立地方
- 小学校令と学校の整理統合
- 第五節 自由民権運動と大津淳一郎 … 安典久
- 大津彰の新聞縦覧所
- 多賀郡の有隣社
- 愛国社路線と筑波山の会
- 興民公会の国会開設運動
- 「国会開設之建言」と日立地方の署名者
- 『茨城日日新聞』の発刊とその効果
- 高鈴峻三
- 大津淳一郎
- 第二章 明治後期の日立地方
- 第一節 市制・町村制の施行と町村合併 … 瀬谷義彦・小松徳年
- 市制・町村制と町村合併の経緯
- 新町村名と村民の願い
- 日立の名の由来
- 最初の町村会
- 初期の町村財政
- 衆議院議員
- 大津淳一郎
- 郡制・府県制の施行
- 第二節 日清・日露戦争前後の世相 … 小松徳年・島崎和夫
- 日清戦争と日立地方
- 日露戦争と日立地方
- 日清・日露戦争下の農業
- 中里村の馬産
- 久慈川の洪水と治水事業
- 河原子町と久慈町の大火
- 伝染病の流行と厚生施設の普及
- 第三節 常磐線の開通 … 小松徳年
- 陸前浜街道
- 常磐線の開通
- 下孫すぎて助川や
- 助川駅の発展
- 第四節 小学校教育の進展 … 栃木敏男
- 市制・町村制およぴ新小学校令の施行と日立地方の小学校
- 教育勅語と御真影
- 地方教育会の発足と教員の研修
- 就学督励と就学の実態
- 学校行事の充実と軍国思想の浸透
- 第三章 近代鉱工業の創業と発展
- 第一節 日露戦争後の農村と地方改良運動 … 小松徳年
- 日露戦争後の農村疲弊
- 地方改良事業の展開
- 「村是調査書」にみる中里村
- 「村是調査書」にみる坂上村
- 県是策定とその実行
- 第二節 久原房之助と日立鉱山 … 島崎和夫
- 赤沢銅山の経営
- 鉱毒と村
- 久原房之助と日立鉱山の出発
- 煙害と地域
- 労働力の確保と飯場・友子
- 鉱山の労働
- 選鉱場の女性
- 鉱山の暮らし
- 第三節 小平浪平と日立製作所 … 島崎和夫
- 修理工場からの出発
- 小平浪平と国産技術
- 創業へ
- 第一次世界大戦下の日立製作所
- 所員と工員
- 第四節 電力事業・セメント工業 … 島崎和夫
- 日立鉱山の発電事業
- 電気の供給事業
- セメントの製造
- 第五節 教育の拡大と実業教育 … 栃木敏男
- 義務教育の確立
- 日立鉱山の発展と小学校の増設
- 実業補習
- 学校の設置
- 青年会の活動
- 第四章 不況・恐慌下の日立地方
- 第一節 日立村・高鈴村の町制施行 … 笹島憲一
- シベリア出兵と尼港事件
- 商業中心地の移動
- 日立、高鈴両村の町制施行
- 第二節 不況・恐慌下の日立鉱山と日立製作所 … 島崎和夫
- 不況下の鉱山経営
- 友愛会と温交会
- 不況下の労働者
- 久原鉱業から日本鉱業へ
- 日立製作所の独立と不況
- 第三節 昭和恐慌と経済更生運動恐慌と農村 … 笹島憲一
- 農村経済更生運動
- 軍国主義の台頭
- 第四節 漁業の発展 … 大貫幸男
- 明治・大正期の漁業
- 揚繰網・定置網
- 採飽業
- メキシコヘの雄飛
- 塩とヨードの生産
- 第五節 多賀町と日立市の誕生 … 大貫幸男
- 日立製作所多賀工場の建設と多賀町の誕生
- 日立市の誕生
- 交通・通信機関の発達
- 厚生施設の充実
- 第六節 地方教育の系統化と中・高等教育の発展 … 栃木敏男
- 教育の系統化と経済更生運動下の全村教育
- 中等教育の普及
- 多賀高等工業学校(多賀工業専門学校)の設立
- 第七節 文化の普及と活動 … 水庭久尚
- 短歌と俳句
- 美術と音楽活動
- スポーツ活動
- 文人の来遊
- 第五章 太平洋戦争と戦災
- 第一節 戦争の拡大と銃後の生活 … 大貫幸男
- 日中戦争と国民精神総動員
- 翼賛体制と太平洋戦争
- 隣組と常会
- 配給制と市民生活
- 第二節 軍需工業地帯の拡大 … 大貫幸男
- 日立製作所の軍需生産
- 日立鉱山の生産拡張
- 勤労報国隊と応徴士
- 学徒勤労動員と女子挺身隊
- 疎開工場・学校工場
- 第三節 三度に及ぶ戦災 … 大貫幸男
- 六月十日の空襲
- 七月十七日の艦砲射撃
- 七月十九日の空襲
- 七月二十六日の原爆投下訓練
- 第四節 戦時下の教育 … 栃木敏男
- 国家主義教育の進展と日中戦争
- 太平洋戦争と銃後の学校
- 戦争末期の学校
- 概観 … 小松徳年
- 第一章 戦後の復興と諸改革
- 第一節 激動の世相 … 大塚和弘
- 終戦と生活の混迷
- 連合国軍の進駐
- 昭和天皇の行幸
- キャスリン台風の惨禍
- 第二節 新しい地方自治 … 大塚和弘
- 地方自治の確立
- 自治体警察
- 第三節 農地改革 … 大塚和弘
- 農地改革の意義
- 改革の実施
- 農業協同組合・漁業協同組合の設立
- 第四節 労働運動の高揚 … 大塚和弘
- 政党と労働組合
- 日立製作所労働組合の活動
- 日立鉱山労働組合の活動
- 第五節 民主教育の展開 … 栃木敏男
- 終戦後の学校と軍国主義・国家主義教育の解体
- 新教育の模索
- 新学制の実施
- 教育行政と教育委員会の発足
- 第六節 日立の再建 … 笹島憲一・水庭久尚
- 日本鉱業・日立製作所の戦後復興
- 市民生活再建への息吹
- 文化・娯楽と祭りの復活
- 都市計画事業とまちの復興
- 第二章 新日立市の誕生
- 第一節 町村合併促進法の公布と新日立市の誕生 … 石川潤
- 町村合併促進法の公布と日立市
- 一市二町四村の合併
- 新日立市の誕生
- 第二節 日立製作所の躍進 … 石川潤
- 高度成長期の日立製作所
- 日立製作所の規模拡充と日立市
- 日立製作所躍進の背景
- 低成長期の日立製作所
- 第三節 日立鉱山の合理化 … 島崎和夫
- 採鉱部門の合理化
- 製錬所の合理化と鉱山の閉山
- 合理化と地域
- 第四節 農業・水産業・商業の推移 … 石川潤
- 産業構造の変化
- 農林業の変化
- 水産業の衰退
- 商業の発展
- 第五節 日立港の修築と発展 … 島崎和夫
- 漁港から商港へ
- 後背地の都市計画
- 日立港の拡充
- 第六節 教育と文化 … 栃木敏男・水庭久尚
- 進学率の高まりと高等学校などの新設
- 地域の変化と学校
- 社会教育
- 日立風流物の復元
- 日立風流物の文化財指定と郷土文化への関心
- 文化活動の展開
- スポーツの振興
- 第七節 新しいまちづくり … 水庭久尚・瀬谷義彦
- 都市化の進展
- 環境対策と市民運動
- 市民施設の整備
- 国内・国際都市の親善をはかる
- 名誉市民
- 新しい時代に向かって
- 「平和の鐘」の建設