水府志料 附録 目録
「水府志料」は水戸藩領の地誌である。茨城県史編さん近世史第1部会編『茨城県史料 近世地誌編』(1968年 以下、近世地誌編と略)に翻刻されている。水府志料がいくつか現存するなかで「最も整っている」国立国会図書館所蔵本を底本としている[1]。
本項では、近世地誌編に翻刻・収録されていない、58冊に及ぶ「水府志料附録」の目録を国会図書館本(国会図書館デジタルコレクションにおいて公開)によって紹介する。
水府志料附録について
編者
水戸藩の郡奉行などを務めた小宮山次郎衛門昌秀。致仕後、楓軒と号した。
成立時期
本編は文化4年(1807)とされる。ただし、第17巻(巻表示なし 20冊目)に納められている松岡領の部分は、3年後の文化7年に成立している(近世地誌編)。
ここに紹介する附録は次項で紹介するように文化11年(1814)の小宮山による書入れがあることにより、文化11年としてよいであろう。
ただし、附録第58冊(水府志料附録巻之七続篇 国会図書館のデジタルコレクションでは水府志料[38])の目録に東京府の罫紙が用いられ、末尾に「明治十年六月廿六日綴輯装釘 不肖孫 綏介昌玄」とあるように明治になって東京府の地理志編纂に従事した小宮山綏介が部分的に整理し直している。これが国会図書館本の最終的な成立時期と考える。
附録の構成
◦前装:1冊
◦巻之一〜巻之五十:各1冊 計50冊
◦続集:6冊
◦続編:1冊
附録の成立事情
「附録巻之十六 久慈郡一」の冒頭部分に次のようにある。
丁卯の歳 幕府地理の書を修せんとす 本藩に令して其料とすへきものを召す 本藩即予輩に令して各村の舊聞遺事を捜索せしむ、予後に其草本一通を写し仮に題して水府志料と言ふ、然して水戸城上下町の事及各村寺社の事の如きハ予か輩のあつからさる所なる故是を編し□故に以下得る事あれは即写す、又各村の闕を補ふへき者又常陸一国にかゝる者あれバ合せ録して是を附録といふ、此後得る事あらば増加ふべきなり
文化十一年庚戌三月四日 小宮山次郎衛門昌秀識
丁卯の年、文化4年(1807)に幕府は国内の地誌の編纂を企図し、水戸藩にその材料となるものを提出するよう命じた。わたくし小宮山は藩から領内各村の旧聞遺事の調査を命じられ、「水府志料」としてまとめた。だが、水戸城のこと、城下町のこと、各村の寺院・神社のことはわたくしの管轄外である。それらを含めて以後集めたものや各村の闕を補うもの、常陸一国にかかるものがあればそれらを合わせて附録とした。さらに今後得たものがあれば増補していかねばならない。
以上にように、水府志料とその附録について説明する。たしかに水戸城と城下町については高倉胤明の「水府地理温故録」が天明6年(1786)に成立しており、この件については小宮山があらためて調査し直す必要は感じられなかったろう[2]。
ところでこの題言が「附録前装」でなく巻之十六久慈郡の前におかれた理由は、この巻之十六が最初に完成したからであった。
小宮山のねらいとは別に、この「附録」は史料集のようなものだと私には思える。
- [註]
- [1]水府志料とその編者、諸本などについては、近世地誌編が詳しく解説しているので、そちらを参照ください。
- [2]近世地誌編が高倉胤明「水府地理温古録」も翻刻している。底本は内閣文庫本(現国立公文書館)。この内閣文庫本は小宮山による写本をさらに写したものである。小宮山は高倉の本を文化7年(1810)に写していることが末尾の記述で知られる。
国会図書館本の体裁
- ◦合綴:水府志料の国会図書館本は、たとえば「水府志料[10]は帝国図書館時代に「水府志料附録前装 五十冊目録」と「水府志料附録巻之一 水戸一」「水府志料附録巻之二 水戸二」の3巻3冊を合綴している。多くは2巻2冊を合綴し一冊としている。
凡例
- ◦史料名:国会図書館による史料名称と整理番号
- ◦内題:帝国図書館によるものも含めて題簽が缺けていることが多いため内題をとった。内題がないものは、編者において〈 〉でくくってあらたに付した。
- ◦目次:各巻の冒頭部に記された目録をそのままに記した。編者が付したものは〈 〉でくくった。
- ◦画像番号:国会図書館デジタルコレクションの画像番号
水府志料附録目録
史料名 | 内題 | 画像 番号 |
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目次 | ||||
水府志料 [10] |
水府志料附録前装 | 3 | ||
五十冊目録 | ||||
水府志料附録巻之一 水戸一 | 4 | |||
三戸七郎 三戸善兵衛/水戸城中門創建年月/江戸氏文書/佐竹義宣文書 岩田太郎衛門所蔵/車丹波/信吉君封水戸/頼宣君封水戸/寛永中水戸鋳銭/常照寺/苔水庵/揺公子軍司太郎次所蔵文書/木葉下屋所蔵文書 | ||||
水府志料附録巻之二 水戸二 | 59 | |||
佐竹と大掾戦/藤福寺/和光院/太田当方之弓矢/江戸道房 通義 忠義 忠通/秀蔵院/武熊信濃守/神光寺/金乗院/神生遠江守/水戸重通女/大坂/車丹波 佐竹和泉/車善七/常葉地名考/諸士小路/笠原水樋/高倉胤明問答 | ||||
水府志料 [11] |
水府志料附録巻之三 水戸 | 3 | ||
吉田族/那珂家説/群馬丹波/馬場和泉/信吉君/水戸七社/八幡六供/三才図会/寳鏡院/上下町改名/鏡池/八景/装剣工/松皮紙/羅漢/乞食與三郎 | ||||
水府志料〈附録〉巻之四 水戸 | 56 | |||
水戸城/江戸四天王/吉田和泉守/上下町/東照宮/千波新道/轟橋/新川/三寳荒神/神應寺/善重寺八景/関帝印/六蔵寺恵範/菅又系図/岩田系図/荷鞍師茂兵衛/藤柄常光院/材木町妙光院/本行寺過去帳/蓮乗寺過去帳/〈吉田臺町〉吉利支丹改帳/水陽城下名物/水戸蛍 | ||||
水府志料 [12] |
水府志料〈附録〉巻之五 水戸 | 3 | ||
水戸/水戸七社/那珂宗泰/大鼓銘/車丹波/水戸城普請/笠原清水道/漱石所/水戸焼失/宇喜郷/圓通寺/恒富郷/笠原明神/吉田明神/八幡寳刀/田見小路/郷代官/鍛冶/竹熊阿弥陀院/菊連寺/僧呉雲/僧観海/誹人沾鱗/夷石/大黒石 | ||||
水府志料〈附録〉巻之六 水戸 | 57 | |||
江戸氏/江土庄/佐竹義重文書/石田三成/榊原康政/東照宮鐘銘/常春塢/心越琴譜/爆竹/雲林桜/静古亭/翠濤亭/六勝 水戸八景・常北十景/月坡堤/天海断碑/鑓屋町/牛頭天王/鍛冶 刀装・彫物/新割/安楽寺/浄明院/常照寺/晴雨坊/俗徳泉/洪水 | ||||
水府志料 [13] |
水府志料附録巻之七 茨城郡第一 | 3 | ||
小幡中務尉知貞/園部宮内信俊/武田勝信/山野肥前守正舎/小栗大隅守/小堤光明寺棟木/栗崎仏性寺心柱/鳥羽田龍含寺阿弥陀/上伊野村小松寺文書/石塚村金剛印文書/渋井村正暦寺辨財天縁起/古内村清音寺鐘銘/石川次郎家幹/峨眉府中城考/府中矢口平衛門文書/笠間長門守幹綱/鳶加藤/上雨谷村吉左衛門文書/與沢村厭良坊喜八/松原村上宮寺/稲田村西念寺/宍戸高乾院位牌/秋田凍蚓像/大戸村割付/額田村柴山太郎左衛門文書/小幡村皆済目録/吉沼村貞婦佐璵 | ||||
水府志料附録巻之八 茨城郡二 | 52 | |||
茨城国造/常陸国進歌 茨城郡若舎人部広足・志田郡物部道足・茨城郡占部小龍・久慈郡丸子部佐壮・那賀郡大舎人部千文・占部広方/天物部 鹿島郡当麻物部・志太郡馬見物部・久慈郡久米物部・茨城郡大豆物部・鹿島郡播磨物部/赤尾関満徳寺/酒戸宮/酒門明神/酒門瓔洛寺/石川圓照寺/大野極楽橋/随分附/木葉下/中妻三十三郷/小幡法圓寺/主玉神社/上入野小松寺/那珂西宝幢院/高久城/笠間城/六郷兵庫頭/雨谷/大山/生井沢/下吉影/小堤/小川今泉氏/中山問答 | ||||
水府志料 [14] |
水府志料〈附録〉巻之九 茨城郡三 | 3 | ||
圷渡香積寺/臺渡勝幢寺/見川妙雲寺/見川多宝院/川和田報仏寺/小鶴庄/小幡詩/小堤光明寺/那珂西宝幢院/古内清音寺/塩子仏国寺/吉田吉田寺/茨城三光院/茨城真照寺/花代天徳寺/稲田西念寺/坂戸善重寺/大部真仏寺/肉〈宍〉戸唯信寺/與沢厭良房/竹原道鏡縁起/加倉井妙徳寺/田島手子后明神/笠間心休益子睡虎 | ||||
水府志料〈附録〉巻之十 茨城郡四 | 58 | |||
臺渡寨主/吉田曲玉/梅香本法寺/古宿文殊院/笠原御前桜/栗崎二階堂/石川圓照寺/大場柹/上石崎一心院/下入野妙見/小鶴原戦/秋葉朝日塚/小堤光明寺/小幡城主/上吉影井坂修理/高人悪路王/大山和田氏/池野邊領主/宍戸草案/稲田本宮/稲田縁起/笠間佐白山/笠間城主/笠間酒盛/笠間狩人/笠間蛇石/岩井城/久自良村瓦器 | ||||
水府志料 [15] |
水府志料附録巻之十一 茨城郡五 | 3 | ||
八田部/八瓶峠/宍戸蛇骨/小河郷/青屋神事/三枝神社/羽梨山神社/北方荒人神/上圷手子木崎明神/石船神社/栗崎芳賀明神/府中尼寺原/六反田六地蔵寺/渡村香績寺/川和田報仏寺/茨城三箇寺/下土師慈雲寺/馬場徳蔵寺/笠間長門守時朝/結城七郎左衛門義広/宍戸四郎碑/石河氏文書/海老沢弾正/鯉淵領主/下吉影鳥羽田氏/同村八郎次/秋葉友衛門/ホロハ塚/雨ヶ谷水帳/世楽六位公/平須村穢多頭五兵衛 | ||||
水府志料附録巻之十二 茨城郡〈六〉 | 66 | |||
坂戸村善重寺/吉沼村観音寺 三角田/恒富主石川系図/栗崎村二階堂/同村立原寺 立原文書/大戸村イロヌキ天神/小鶴村小田領/秋葉足黒二村寄郷/城之内村水帳/世楽村厩/塩崎村長福寺/袴塚村/飯富村神仏寺/高野村鎮守/大山村粟山神社/中河西村八幡/常州活仏/高久村悪路王/池延村柳石/府中外城/小林館跡/富谷村小山寺/笠間楞巖寺 | ||||
水府志料 [16] |
水府志料附録巻之十三 那珂郡 | 3 | ||
那珂五郎通泰/部垂村大宮明神/南酒出村蒼龍寺/同村駒形明神/金上村金上弾正/平磯村土偶人〈図〉/津田村切支丹改帳/野田村割付
*平磯村土偶人の説明 文化壬申〈文化9年–1812〉春平磯村塩竃場普請ノ時砂土ヲ堀ルコト三四尺ニシテ陶器ノ人物出ル、其西邊ニ塚アリ、三ツ塚ト云、其器ヲハ塩竃ノ段ニ立置シカ、後郡官ヨリ命シテ其村里正篠崎兵次衛門ノ荘ニ移サシム、十月晦来リ寫ス *図は1丁(2頁)に描かれているが、右に示したのはその片面。 |
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水府志料附録巻之十四 那珂郡 | 35 | |||
那珂国君/仲国造/曝井歌/那珂西/国井悪別当家重/飯野兵衛尉忠久/那珂左衛門入道ニ願/村田ニ中下村庄/那珂湊古奥羽境/青柳村長福寺/同村了性寺/同村妙法寺/村松日高寺/野口村佐伯明神/石神内宿長松院/照沼如意輪寺/飯田一乗院/戸村文殊院/中臺清水寺/市毛無二亦寺/湊浄光寺/同村寺社/三才図会寺院/部垂護摩堂/雪村/谷田部志摩/叶野豊後/阿久津與左衛門/小田野源兵衛/竹内源介/門部村水帳/陰陽山/浮亀魚 | ||||
水府志料 [17] |
水府志料附録巻之十五 那珂郡 | 3 | ||
那珂河/礒湊/早利川/那珂西首塚/長倉御前山/江戸村/山方陰陽山/菅谷古城/勝倉八景/武田沼尾明神/鴻巣鷲明神 稲荷/永福藤福亀鑑/前小屋種生院/小野崎大学/雪村/額田市十郎/戸村館氏/下村田丑五郎/玄精石/山椒貝/甲贏/シヤチノ子/大杉/笠敷石/木葉石/胡椒 | ||||
水府志料附録巻之十六 久慈郡一 | 47 | |||
〈題言〉 47/里之宮村薩都明神 49/常福寺村南窓院 58/三歳村諏訪明神 66/千手村千手院 74/新宿村諏訪明神 79/同村極楽寺 82/小目村 明神 88/馬場村八幡 89/東連寺村清蓮寺 91/同村猿田氏文書 93/赤土村煙草 94
〈題言〉 丁卯の歳 幕府地理の書を修せんとす 本藩に令して其料とすへきものを召す 本藩即予輩に令して各村の舊聞遺事を捜索せしむ、予後に其草本一通を写し仮に題して水府志料と言ふ、然して水戸城上下町の事及各村寺社の事の如きハ予か輩のあつからさる所なる故是を編し□故に以下得る事あれは即写す、又各村の闕を補ふへき者又常陸一国にかゝる者あれバ合せ録して是を附録といふ、此後得る事あらば増加ふべきなり |
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水府志料 [18] |
水府志料附録巻之十七 久慈郡二 | 3 | ||
増井村正宗寺文書 4/沢山村耕山寺文書 19/瑞竜山旌桜寺文書 30/磯部村峰山社文書 32/上宮河内村金砂山縁起文書 34 | ||||
水府志料附録巻之十八 久慈郡三 | 56 | |||
増井村正宗寺蔵佐竹文書 58/同寺蔵佐竹七郡 66/同寺蔵諸家系図 67同寺蔵佐竹系図 75/同寺蔵太田城 98/同寺蔵義宣領地 99/金砂山日吉神社縁起 100 | ||||
水府志料 [19] |
水府志料〈附録〉巻之十九 久慈郡四 | 3 | ||
倭文神 5/近津社文書 6/近津社鐘銘 12/関田村十二天鰐口銘并棟木札 13/下津原村三友院稲荷棟札 14/大野村十二所明神棟札 16/蚕食塚/明運祖母神塚 19/玉造村天龍院鐘銘 20/久米村常光院碑 21/久米村庄十家記 22/芦倉村阿弥陀堂棟札 24/小生瀬村寳泉寺仏龕扉 25/庭野氏文書 29/飯村氏文書 33/和田村金剛寺再造疏 49/和田国安久米古検地帳 50/日野左衛門尉 枕石寺 51/寒水石 52/深荻古名悦子 53/西金砂ノツコヱト 53/アテラ持方 53/小里廿餘郷 53/地ノ口助川 54/花房氏系図 54/大窪行 55 | ||||
水府志料附録巻之二十 久慈郡 | 57 | |||
久自国造 60/志津明神 61/天槵津大来目 62/天高市 63/白羽明神 63/倭文神 64/太田名城 66/〈七名城 67〉/義家遺蹟 68/小里郷 71/楠正成代官 72/玉造金乗院 73/久米天龍院 74/南酒出蒼龍寺 76/入四間縁起 79/玉簾寺 81/西山碑 84/心越詩 86/三才図絵寺院 89/了誉行業記 91/方解石 110 | ||||
水府志料 [20] |
水府志料附録巻之二十一 久慈郡 | 3 | ||
金砂山 田楽 5/真弓山 10/月居山 11/八溝山 12/男體山 14/武弓山 15/袋田滝 16/諏訪水穴 石鐘乳 18/龍神淵 20/国安故城 21/黒沢古墟 22/頃藤古墟 23/瓜連陣 25/楠左近蔵人 26/三歳村 27/諸沢村 28/下小川村 29/分田 30/薩都明神 31/近津明神 33/長白羽明神 35/今宮明神 36/正宗寺 37/普門寺 42/大聖院 43/久昌寺 45/醫王寺 47/弥勒院 48/極楽寺 49/浄光寺 50/歸願寺 51/旌桜寺 52/鏡徳寺 53/僧徹公 54/小町/可卜 持木 性安 55/〈広瀬周伯 57〉/大魚 58 | ||||
水府志料〈附録〉巻之二十二 久慈郡 | 65 | |||
真弓山〈真弓山銘并序〉 67/金砂山〈金砂山田楽記附言 金砂山田楽記〉 70/佐竹寺 /千手院 88/蓮花寺 93/正宗寺 97/極楽寺 98/中山館 100/松平村 101/馬場赤須氏 106/岡田小林氏 108/久米寺門氏 113/袋田湯 116/椎茸 117 | ||||
水府志料 [21] |
水府志料附録巻之二十三 多珂郡 | 3 | ||
高御産巣日命 5/神皇産霊尊 5/角樴ノ神 6/高天原 6/高国造 7/泉ケ森 8/蚕飼濱 豊良浦 9/奈古曾関 桜 10/永増小屋 22/立割山 23/鍋足山 25/陣場平 26/笠石新田 27/岡見新田 28/磯原十沢 29/平方 30/〈松岡領小野矢指村〉 31/大塚掃部助 33/戸沢右京亮 35/岡部和泉守 37/大窪修理亮 39/諏訪明神 44/森山八幡 45/荒川八幡 46/礒原天妃 47/堺明神 48/泉福寺 49/大雄院 50/田尻仏像 51/梁津高野 52/長久保赤水 52/僧夢窓 55/郷足軽郷中間 –/咽機哆〈アヤカシ〉 58/川尻肉醤 59/猿 60/黄連 61 | ||||
水府志料附録巻之二十四 行方郡第一 | 63 | |||
行方考/潮来考/潮来村礒山源兵衛鰐口銘/潮来詩 韓□/島崎氏系図/島崎村坂藤次衛門文書/同村茂木伊兵衛由緒/同村土子彦兵衛由緒/同村井関八之允由緒/小高氏文書/大生氏系図/玉造濱村東福寺文書/同村天王記録/行方玉清井問答/中根村原孫七文書 | ||||
水府志料 [22] |
水府志料巻之二十五附録 行方郡第二 | 3 | ||
奈左可能宇美/麻生太郎親幹/富田館/島崎城/長山城/富田城/麻生城/井上八幡/延方明神/霞古城稲荷/太輪信濃守文書/板久長勝寺/板久荘厳寺/小高孝徳寺/芹沢萬福寺/繁昌長泉寺/潮来山窪未定 麻生堀氏 | ||||
水府志料附録二十六 行方郡第三 | 56 | |||
芹沢法源寺文書/芹沢氏系図/青柳氏系図/若舎人文書/手賀氏文書/島名木氏文書/堀之内村小島氏文書/長山村井関氏文書/板東駅/水原濱野氏/島崎大炊助/島崎配分状/須崎村水帳/大生弾正碑 | ||||
水府志料 [23] |
水府志料附録巻之二十七 行方郡第四 | 3 | ||
芹沢村郷士芹沢外記筆記 上 | ||||
水府志料附録巻之二十八 行方郡第五 | 46 | |||
芹沢村郷士芹沢外記筆記 下 | ||||
水府志料 [24] |
水府志料附録巻之二十九 行方郡〈第六〉 | 3 | ||
潮来長勝寺/潮来節/潮来椿/二重谷村割付/茂木二本松寺/延方鹿島神領/小牧鉾神社/高岡斎藤文書/新荘越前守 家臣戦死/井上八幡宮/西連寺/手賀水帳/玉造寳幢院/神宮寺/孝子弥作/借宿芹沢野論 | ||||
水府志料附録巻之三十 行方郡第七 | 55 | |||
潮来村/島崎大炊助/小島氏文書/小高明神/玉造大宮明神/玉造與一太郎/高須孤松/芹沢氏由緒文書/帆津倉村/武田氏由緒 | ||||
水府志料 [25] |
水府志料附録巻之三十一 新治郡 | 3 | ||
新治/川中子古塚/玉里圓妙寺/御スウザ/高家戦場日記/井剗/軽部/牛渡宮島氏/閑居山/鴨大神御子神社/碓井/土浦鐘銘/中村/太田村友部氏文書/鯨岡村友部氏文書/高岡村法雲寺文書/藤沢村農家文書/同村法見寺什物/土浦神龍寺文書/大竹弥兵衛/三才図絵寺社 | ||||
水府志料附録巻之三十二 新治郡 | 54 | |||
新治国造/府中前島氏文書/府中清水市文書/府中矢口氏文書/下林村飯塚氏文書/高倉村市川市文書/三村常春寺団扇/府中平福寺五輪塔/府中千手院年中行事/宍倉城主菅谷隠岐守鯨岡三輪氏文書/田伏柏崎下玉里割付/安食村水帳/府中国分寺/府中総社明神 廿八社/青屋神事/村上龍神祠 輔時臥山/志筑田井 大谷橋 | ||||
水府志料 [26] |
水府志料附録巻之三十三 | 3 | ||
〈常州大宮八景/常陽玉里村大宮記〉 | ||||
水府志料附録巻之三十四 鹿島郡一 | 60 | |||
武甕槌神社/鹿島明神/諸祭幣帛/宮司袮宜祝物忌/春日社/総追捕使/橘郷/奥郡御膳料/廿年造替遷宮/造社惣奉行/讀経/要石/あひろこひろ社/大袮宜文書/筑麻神/末社十九/阿須波明神/苅野橋/あられふり/鹿島蛤 鯨/根本寺/猿田彦/鹿島六郎与一/鹿島郡司/塙氏/木瀧宮之介/中居五左衛門/土井大炊/神作鞍鐙/海老沢氏文書/里見領/亀山不動堂/鹿島崎歌/無量寿寺/塔ヶ崎仏院/烟田西光院/塩賣文太 108/木部山/鉾大明神/正等寺駅路鈴/手子后大明神/磯浜西福寺 養福院 | ||||
水府志料 [27] |
水府志料附録巻之三十五 鹿島郡二 | 3 | ||
鎌足大臣/鹿島立/鹿島成幹/鹿島越前守/鹿島刑部大輔/豊布都剣/三十三館姓名/息栖大明神縁起/鳥巣無量寺/同寺文書/汲上東福寺文書/鳥巣村烟田弥五郎文書/富田村新堀氏文書/松本愿遊常陸記/鹿島刀術 諸岡一羽・塚原卜伝・斎藤伝鬼・富田勢源・松林左馬助/韓珏紀行詩/道禅鞍鐙 | ||||
水府志料附録巻之三十六 〈鹿島神宮事跡〉 | 63 | |||
〈目録缺 鹿島社職/鹿島大宮司家系/鹿島社司系譜考/鹿島大神宮宝物〉 | ||||
水府志料 [28] |
水府志料〈附録〉巻之三十七 鹿島郡 | 3 | ||
鹿島春日両社/韴霊劔/常陸帯/要石 鏃石・研材/御手洗/唐銅甲冑/竜神/神戸原/神ノ池/高天原/古鈴/祭統/神田庄/神軍伝/鹿島連/津島縣/斎宮 亀卜/七井/名産松/文庫/息栖瓶/三社/五箇寺/仏頂長老/大倉福泉寺/常陸原宝善寺/筒井浄妙寺/谷田部村/片岡太郎/鹿島六郎宗綱/鎌田藤次光政/烟田村/須田村奇石/網掛村/夏海神明/大抜戸東濱/大洗磯前明神/岩船願入寺 | ||||
水府志料附録巻之三十八 封外一 | 68 | |||
常陸名義/十一郡/風土記/国誌/日本武尊作歌 新治・筑波/登筑波岳丹比国人作歌/惜不登筑波山歌高橋虫麻呂/登筑波山詠月/検税使大伴卿登筑波山歌/登筑波山歌/登筑波嶺為嬥歌会日作歌/東歌/国歌/藤原宇合遷任上京時常陸娘子贈歌/信太調布/兵属頼朝/黄蝶群飛/俗好博奕/常陸房昌明 海尊残夢/志田三郎先生義広/下妻四郎清氏/小栗十郎重成/下河邊四郎政義賜南郡/僧行明配流/常陸平四郎/常陸次郎為重/同三郎資綱/八田太郎朝重/多気太郎/鹿島六郎/真壁六郎/重隆配流/前右衛門尉知家/鹿島三郎/下妻四郎弘幹/真壁小六/馬場三郎/八田兵衛尉/真壁糺内/平政□/全成配流/関左衛門入道/関左衛門尉政泰/伊佐大進太郎/笠間左衛門尉時朝/伊佐四郎蔵人/多賀谷太郎兵衛尉/常陸太郎/常陸修理亮重縄/常陸次郎兵衛尉行雄/下妻四郎長政/小栗次郎重信/宍戸壱岐前司/関郡仁木奈利郷/真壁太郎/常陸入道行日/小田左衛門尉時弘/小田伊賀前司時家/小田左衛門尉時知/多賀谷弥五郎重茂/宍戸次郎左衛門尉家氏/常陸太郎左衛門尉/同八郎左衛門尉/真壁平六/宍戸壱岐左衛門太郎/小栗小次郎助重/小田宰相将治 中将治久/太田三楽 片野城・手早坂・郡司左馬助・木溜城/北郡片野/多賀谷修理大夫/関城/東條兵部少輔重定 河内郡和泉村・江戸崎観貞寺/山岡道阿弥 古渡/本荘因幡守/細川玄蕃頭興元 矢田部/堀市正利重 土浦/由良信濃守頼繁 牛久/筑波山誌/遊山紀行/桃核日吉 | ||||
水府志料 [29] |
水府志料附録巻之三十九 封外二 | 3 | ||
常陸明人訳語/常陸郡数田数朝鮮人所記/常陸献侏儒/置高麗投化者/一産三子/常陸献白馬/賀蘇理岡/筑波山蓍/常陸綾 紬/関郡/足利高氏賜常陸/源顕家賜常陸下野/源親房船着常陸 東條浦・内海・伊佐・大室・関城/小田氏系図/小栗氏/真壁氏/越幡六郎/筑波別当大夫玄朝/北条駿河守/長沼駿河守/二階堂常陸介宗元/多賀谷氏金子十郎家忠之後/水谷兵部大輔正村 下館/羽石内蔵介盛長 田野/益子出雲守勝綱 中里/小川三郎 桐ヶ瀬/小宅三河守 小栗/小宅三左衛門 小栗塁主/太田三楽/梶原美濃守資晴/資晴弟安房守資武/塚原卜伝/早乙女鍪/釈徳一闢筑波山寺/釈忍性/釈最仙/飛島貞成/春駒狂歌 自江戸至水戸旅亭駅所 | ||||
水府志料附録巻之四十 封外三 | 68 | |||
常陸名義/管郡/調□/調輸銭/庸輸布/税/健児/信太牧/器杖/駅馬/遠流/雑薬/御贄/別納租穀/別貢雑物/貢蘇/交易雑物/禄物絹綿/駅馬直/運漕巧賃/名神/廿八社/商布/櫑子/紫草/文身国/常世国 日高見国・漬国・日立国/天香山/胡鬼子/観音霊場/平貞盛 源護・寄前津・水守営・子飼渡/伊讃郷/惣国風土記/加波山縁起/足尾山縁起/志太小太郎/ひぢや四郎/小田治孝 氏治・信田掃部助/下妻城責/太田三楽取小田城/三楽再入小田城/多賀谷政経取湯田砦/久下田蟠龍討羽石盛長/水谷家系/下館城/岩田法泉寺 菅谷全久/太田三楽 滝川雄利/浅野長政/内藤忠政/永井尚政/土方雄久/佐久間勝豊/堀田正英 | ||||
水府志料 [30] |
水府志料附録巻之四十一 封外 | 3 | ||
常陸地誌/藤原宇合詩/吾妻乙女/筑波国造/筑波第二宮/筑波権現/椎尾山最勝寺/さ衣のをつくは/筑波嬥歌会/桜川礒邊明神/桜川乙子王/筑波隠者/六所太神宮/筑波記/筑波詩/筑波天狗/鷲/筑波山人/鳥羽湖/土饅頭/三才図会寺社 栗山光明寺/黒子千妙寺/小野御牧/信田三郎先生/朝夷村/源親房著書/関次郎/真壁平四郎/影沼/岡見大膳/浅野長政/龍ケ崎/敬書記/僧世源 | ||||
水府志料附録巻之四十二 封外 | 65 | |||
国號考/風土記/筑坡/毛野川/常陸御蔵/事蹟雑纂批評/関元村/常陸山知足院/真壁伝正寺/赤浜吉祥寺/若柴金竜寺/君山熊野堂/田中諏方明神/桑山日輪寺/宍塚釈迦院/流人季仲/清原近宗/片岡経春/河野全成/小田継図/小田麾下/土岐美濃守治頼/江戸崎下総守/常陸鍛冶/市日/マチ/常陸小杉 | ||||
水府志料 [31] |
水府志料附録巻之四十三 封外 | 3 | ||
雨引山楽法寺/大村縣崇源寺/岩田村法泉寺/藤沢村法顕寺/若柴駅金竜寺/日本鹿子神社/二十四輩/小田北条名勝/将門屋敷/新田族/成田文書/間居山/志筑笑/北条市村氏/多賀谷重経/老士雑談/春夜談/東遊歌/鳥羽淡海/大谷大榛/狐/狸/鯉 | ||||
水府志料附録巻之四十四 封外 | 60 | |||
真壁安藝守/筑坡服神社/下妻大雷社/七天女/宍塚般若寺文書/小田成治軍団記/西谷山来迎寺本尊/上野郷赤濱銅牌/伝正寺浅野長政碑/前沢氏文書/友部系図/佐藤担行記/赤水疑問/我眉手簡/真崎彦左衛門/長島信答問/水戸道寺院/僧賀陟/米/苧/瓢ノ木/黄連/不孝子 | ||||
水府志料 [32] |
水府志料附録巻之四十五 佐竹氏一 | 3 | ||
部垂甲明神所蔵佐竹系図/東鑑所載佐竹氏事蹟/参考太平記/鎌倉大草子/足利判鑑/永亨記/甲陽軍艦/伊達鑑/武家高名記/逸文/会津風土記/北越軍談/管窺武鑑 佐竹十騎/東国太平記/読史餘論 関東八屋形/板坂卜斎覚書/当代記/雍州府誌/創業記/兵家茶話/玉露證話/大沢氏手簡/地主日記 | ||||
水府志料附録巻之四十六 佐竹氏二 | 59 | |||
佐竹系図 檜山家蔵・耕山寺蔵・正宗寺蔵/鎌倉志/事蹟雑纂/武将感状記/老談一言記/仙道記/関東古戦録/四家合考/古簡雑纂/松藩捜古/積達館基考/駿話本別集/武家盛衰記/玉滴隠見/採薬使記 | ||||
水府志料 [33] |
水府志料附録巻之四十七 佐竹氏三 | 3 | ||
奥羽永慶軍記/南海通記/老士雑談/奥相茶話/岩城禅長寺文書/岩城常勝院文書/小田原御打入記/編年集成/武徳安民記/燈火随筆/讃州府志/北条源兵衛訴状/鵞峰集/咸章堂雑記/佐竹規式帳/佐竹譜代揃/佐竹七冊 | ||||
水府志料附録巻之四十八 | 63 | |||
〈水戸領寺院書上 水戸・南領百五ヶ寺・武茂組八十三ヶ寺・野々上組七十四ヶ寺・太田組九十九ヶ寺・松岡組八十三ヶ寺〉 | ||||
水府志料 [34] |
水府志料附録四十九 | 3 | ||
常陸国名所和歌 | ||||
水府志料附録巻之五十 水府紀行 | 32 | |||
〈三幹記行 寛政7年10月北塙三幹の江戸から水戸までの紀行文〉 | ||||
水府志料 [35] |
水府志料附録続集 茨城郡 | 3 | ||
水戸城考/栗崎村大先達/根本伊豆守/圷渡香積寺鰐口/吉田宮/古内清音寺/上圷手子后明神鰐口/大山村阿弥陀寺鰐口/府中国分寺鰐口/三村田間五輪石/宍戸高乾院/前沢文書/雨引山縁起/水戸三十三番札所/細谷村三九郎 | ||||
水府志料附録続集 那珂郡 | 67 | |||
三国滝/中根村石窟/戸崎村日輪寺/酒出義忠/下岩瀬長者宅/中河内渡守/山方村東中務遺臣/檜沢村満福寺棟札/東野村地頭/後臺村源長寺牌/村松五神一社/瓜連浄福末寺/山方村石像/額田神官/大窪村正伝寺〈多珂郡〉/市毛村経筒/五郎鮫/海蛇クラゲ/天狗爪/東西濱/査魚マンホウ 雪魚/鱖魚サケ/醃松魚/醃□魚シホタラ/醃鰛魚シホイハシ | ||||
水府志料[36] | 水府志料附録續集 久慈郡 | 3 | ||
金砂山書記/益戸城/月居瀑布/近津明神/天神林/佐竹寺/佐竹七郡年行事/八溝鬼/倭文/長白羽神/伊備前割付/増井正宗寺文書/島村百窟/諏訪杉鈴/松倉/太田鋳銭/小林氏/高尾 | ||||
水府志料附録續集 鹿島郡 | 62 | |||
鹿島奉幣使/大賀村検注取帳/鹿島治乱記/三十三館/多賀谷文書/卜部占部/鹿島立/鹿島神軍伝/鹿島舟印/大荒磯神社/筒井極楽寺/無量寺六景/福泉寺残夢伝/白川八衛門/鏃石/皮剥魚
〈右図:俗ニカハハキト云魚〉 |
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水府志料[37] | 水府志料附録續集 封外 | 3 | ||
箕輪城/小田城/下妻圓福寺記録/辨慶笈/筑波遊談/桜川略記 | ||||
水府志料附録續集 鹿島郡 | 46 | |||
〈内題缺 奥州後三年記/……/大掾墓/府中駅/栗又氏系図/岩城隆行/真壁大掾氏系図〉 | ||||
水府志料[38] | 水府志料附録巻之七續篇 | 3 | ||
友部新次郎文書/賢栄書/太田善光寺 11/蓼田/常春ノ塔/清冷院古瓦〈新治郡小田村三村山清凉院極楽寺古瓦〉/佐竹義長 妙経尼/夢窓臼庭ニ大悟ス/大久保村大窪氏 21/大窪古城/水戸彫物職名前 33/角岡/東照宮鐘銘/皆川援江戸氏/大高忠雄古鐺/雷神/河岸善左衛門/五彩筆/ナコソノ関異名/馬喰町片町新道 42/紙衣町/賀寿寿光婦人和歌/国王論/松平因幡太田主水娘証人/牧野大助/水戸上屋敷替地/惣社文書 道灌軍扇/来栖村岩谷寺鐘銘 56/南方聞書/村松村照沼氏旧記/稲田郡 61/向右近/銀鮫/中根村石窟并古塚/経ノ紐/藤沢村源政治像賛/小田村古碑 宍塚村古碑 沖宿村古経/玉造八景和歌/富田村羽生五世次第 71/加納氏 |
本編目録
以下の水府志料本編は『茨城県史料 近世地誌編』に翻刻されている。原本との対照あるいは省略された図や古文書にあたるときの参考になればと考え、いきがかりでもあるので目次を作成した。
凡例
- ◦内題:本編の各巻各冊に内題が付せられることは基本ないが、郡の名称が見出しふうに置かれている。それらは太字で示した。
- ◦〈 〉:編者(ボク)による註記。
- ◦アラビア数字:郡村名の後におかれたアラビア数字は、デジタルコレクション画像の番号です。うまく説明できません。まずは国会図書館デジタルコレクションの水府志料にアクセスしてみてください。https://dl.ndl.go.jp/pid/2576914
水府志料 [1] |
〈編纂経過/凡例/水戸領沿革〉 3/目録 茨城郡・那賀郡・久慈郡・多賀郡・行方郡・新治郡・鹿島郡・下野那須郡 | |||
〈序文〉 42
茨城郡 43/常葉村/袴塚村/圷渡村/臺渡村 50/飯富村/見和村/赤塚村/堀村/田野村/開江村/中丸村/増井村 61/金伊野村/成沢村/又熊村/谷津村/三ヶ野村/木葉下村 71/大橋村/礒野村/勝見沢村/上小坂村/下小坂村/上青山村/下青山村 81/野田村/孫根村/岩舟村/観世音村/上古内村/下古内村/同村内安渡村/小勝村/高野村/塩子村/檜山村 92 |
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水府志料 [2] |
赤沢村 3/上穴沢村/下穴沢村/大山村/粟野村/高根村/高久村/北方村 12/宗田村/石塚村/上圷村/下圷村/上泉村/上中河西村 21/下中河西村/岩根村/藤井村 32/上伊勢畑村/下伊勢畑村/鯉淵村/下野新田/河和田村/萱場新田/見川村 40/千波村/富沢村/吉田村/福沢村/米沢村/木沢新田/茂沢新田/東野新田/笠原新田/小吹村/平須村/大戸村 51/前田村/長岡村 | |||
植農村 57/上石崎村/中石崎村/下石崎村/若宮村/坂戸村/古宿村/濱田村 61/坂戸町附・谷田町附/谷田村/渋井村/細谷村/吉沼村/上大野村東/上大野村西/圷大野村/中大野村/下大野村/六反田村/栗崎村/森戸村/下入野村/原石川村/大場村/東前村 72/大串村/塩崎村/飯島村/小泉村/川又村/平戸村/島田村/倉数村/與沢村/外之内村/小川三町 78/野田村 92/馬場村/小塙村/幡谷村/川戸村/山野村/世楽村/佐才新田/飯岡村/前原村/上合村/上吉影村/下吉影村/生井沢村/鳥羽田村/秋葉村・足黒村 105/小幡村/奥谷村/小鶴村/谷田部村/涸沼湖 | ||||
水府志料 [3] |
那珂郡 3/勝倉村 5/武田村/外石川村/中根村/金上村/三反田村/部田野村/柳沢村/湊村/平磯村 11/馬渡村/前浜村/枝川村/青柳村/西蓮寺村/中河内村/上河内村/田谷村 21/下国井村/上国井村/戸村/田崎村/大内村/津田村/中臺村/東木倉村/西木倉村/豊喰村/飯田村/戸崎村/中里村 32/鴻巣村/福田村/後臺村/菅谷村 | |||
田彦村 41/市毛村/堀口村/大島村/外野村/上高場村/下高場村/高野村/足先村/照沼村/長砂村/村松村/須和間村/船石川村/船場村/堤村/沢村/稲田村/杉村/横堀村/向山村/額田村 50/本米崎村/石神内宿村/石神外宿村/石神豊岡村/石神白方村/亀下村/中岡村 60/瓜連村/磯崎村/門部村/北酒出村/南酒出村/八田村/福島村/小野村/引田村 71/菅又村/石沢村/上村田村/高野村/菩提村/福山村/小場村/向山村/下江戸村/静村/古徳村/下大賀村/下村田村/下岩瀬村/上岩瀬村/前小屋村/下根本村/宇留野村/部垂村 79/横瀬村/上根本村/小祝村/富谷村/久慈岡村/岩崎村/上大賀村/野上村 86 | ||||
水府志料[4] | 山方村 3/舟生村 5/長沢村 6/上寺田村 6/下寺田村 6/東野村 7/北塩子村 7/西塩子村 8/鷲子村 8/小田野村 10/高部村 10/上檜沢村 11/下檜沢村 13/入檜沢村 13/氷之沢村 14/上小瀬村 15/下小瀬村 23/法性寺村 25/那賀村 25/門井村 26/野口平村 28/野口村 28/大畑村 30/金井村 31/国長村 31/福岡村 31/長倉村 31/野田村 32/秋田村 33/千田村 33/入本郷村 33/中居村 33/吉丸村 34/小玉村 34/小瀬沢村 34/松野草村 34/油河内村 35/大岩村 35/小船村 35/那珂川 36 | |||
久慈郡 39/竹瓦村 41/留村 42/児島村 42/小目村 42/小沢村 49/岡田村 52/幡村 52/沢目村 53/内田村 53/落合村 54/堅磐村 54/釈迦堂村 55/上土木内村 55/下土木内村 55/田中々村 55/茂宮村 56/石名坂村 57/南高野村 57/久慈村 58/瀬谷村 58/大森村 59/丹奈村 59/赤須村 61/茅根村 62/白羽村 62/田渡村 63/長谷村 64/高貫村 64/亀作村 72/真弓村 72/町屋村 73/良子村 73/平山村 74/東河内上村 74/水瀬村 75/西河内下村 75/西河内中村 76/西河内上村 76/西上淵村 77/東上淵村 77/岡丁村 77/坂野上村 78/岩折村 78/油ヶ崎村 79/呉坪村 79/深荻村 79/赤根村 80/入四間村 80/笹目村 85/菅村 85/下幡村 85/細田村 86/河原野村 86/東染村 86/中染村 86/西染村 87/天下野村 88/高倉村 90/小生瀬村 96/高柴村 97 | ||||
水府志料 [5] |
久慈郡押沼村 3/生井沢村/東谷村/田野村/諸沢村/上宮河内村/下宮河内村/上利員村/中利員村/下利員村/箕村/竹合村 10/大方村/薬谷村/中野村/町田村/和久村/国安村/松平村/東蓮寺村 22/和田村/芦間村/岩手村/玉造村/久米村/高柿村 34/大里村/藤田村 | |||
上河合村 51/花房村/鹿河原村 64/上新地村/下新地村/川島村/小島村/島村/栗原村/下河合村/春友村/常福寺村/里野宮村 70/西宮村/三才村/磯部村/谷河原村/大門村/大平村/増井村 84/瑞竜村/沢山村/小野村/馬場村/太田村 96/新宿村 102/稲木村/天神林村/赤土村/棚谷村/千手村 | ||||
水府志料 [6] |
梶畠村 3/長貫村/西野内村/小貫村/釡額村/辰口村/塩原村/小倉村/富岡村/大子村 6/槐沢新田村 16/上沢村/高岡村/山田村/塙村/芦野倉村/開田村/相川村/相川村内古新田村 21/上金沢村/左貫村/初原村/槙野地村/浅川村/冥賀村/川山村/中谷田村/下谷田村/三ヶ草村/池田村/北田気村 31/南多気村/下津原村/久野瀬村/袋田村/大生瀬村/大野村/下野宮村 41/田野草村/沢又村/町附村/中郷村/上郷村/上野宮村/頃藤村/西金村/富根村/下小川村 51/大沢村/塩沢新田村/栃原村/八溝山 | |||
多賀郡 61/森山村 63/水木村 63/大沼村 64/金沢村 69/大久保村 70/河原子村 91/下孫村 92/諏訪村 95 | ||||
水府志料 [7] |
滝平新田 3/油繩子村 4/成沢村 4/会瀬村 5/助川村 7/宮田村 8/滑川村 8/田尻村 9/小木津村 10/砂沢村 10/折笠村 11/川尻村 12/伊師濱村 13/石滝村 13/伊師町村 13/伊師本郷村 14/友部村 14/山部村 17/福平村 38/高原村 38/黒坂村 39/大菅村 40/小菅村 41/折橋村 42/大中村 42/小中村 43/小妻村 43/笠石新田 44/上田代新田 44/徳田村 45/根小屋新田 45/里川新田 45/岡見新田 47/ | |||
行方郡 49/富田村/清水村/牛堀村/永山村/上戸村/島崎村/赤須村/矢幡村/築地村/潮来村/辻村 61/大洲新田/延方村/古高村/堀之内村/茂木村/玉造村 64/谷島村 107/玉造濱村 | ||||
水府志料 [8] |
羽生村 3/捻木村/若海村/芹沢村 6/蕨村 66/青柳村/香澄浦・波逆海・高天浦 | |||
新治郡 75/上玉里村/下玉里村/川中子村 83/高崎村/田木谷村/宍倉村/上軽部村/三ツ木村/安食村 92/石川村/井関村/柏崎村/田伏村 | ||||
鹿島郡 102/紅葉村/紅葉古新田/駒場村/小堤村/海老沢村/大貫村/磯濱村/ | ||||
下野国那須郡 109/大那地村/太内村/岡組村/多部田村/谷川村/大山田村/大山田上郷/小砂村/小口村/三河又新田/向田村/武部村/馬頭村/和見村/矢又村/久那瀬村/松野村/富山村 119 | ||||
水府志料[9] | 〈物産〉 3/草の類 4/蔬菜類 19/穀の類 21/木の類 22/竹の類 28/鳥の類 29/獣の類 32/虫の類 33/鱗介類 35/金石類并雑産 39 | |||
〈松岡領〉 44/上手綱村/下手綱村/秋山村 56/島名村/安良川村/高萩村 62/高戸村/赤濱村/小野矢指村/粟野村/日棚村/松井村 71/福島村/足洗村/上桜井村/下桜井村/臼庭村/磯原村/大津村/豊田村 82/木皿村/上相田村/内野村/大塚村/石岡村/横川村/大荷田新田/柳沢新田/若栗新田 91/上君田村/下君田村/大能村/中戸川村/米平新田/鳥曽根村/南田代新田 |
余録 大窪行
水府志料[19]附録巻之十九の久慈郡の条に「大窪行」の見出しがある。大窪詩仏のことである。詩仏は久慈郡池田村生まれであるから納得がいく。多賀郡大久保村の項だけを見ていては気づかない。
この記事では国学者小山田与清の『松屋叢話』(巻第二 文化11年序)の大窪行の紹介「カラウタツクルワザ世ニスグレ」をそのままひいて称賛している。
以下に水府志料の記事をそのままに紹介する
大窪行
大窪行字天民ハ常陸人也、ソノ号ヲバ詩仏ト云フ、カラウタツクルワザ世ニスグレテイトヤンゴトナキ名ゾキコヱタル、江戸オタマガ池ワタリニ家イシテソコニ廿景ヲウツシタリ、詩聖堂。死不休斎。艇楼。小黄香茶寮。江山詩屋。翠錦屠蘇。清浅池。納涼橋。荷花世界。蘆花浅水。蓴蕩。蓼花湾。緑雨亭。黄葉坡。柳坨。青裳歩。含雪窓。苦竹叢。小釣臺。痩梅庵トイヱルコレナリ。大田元貞コレヲメデヽ玉池精舎ノ記ヲ書テ賛タリキ、アルトキ蘆花被ヲ詠ジケル詩ニ翡翠鴛鴦寧足羨。軽如柳絮輭如綿。風流只合将詩博ム、好事何妨作画伝。一枕清愁聞笛卧。満船香夢伴鷗眠。最宜シ釣罷帰来擁スルニ。正是江村月落天トイヱルハコヨナクメデタキヨシ人ニイヒアへリケリ 松屋叢話
詩仏このとき48歳。詩壇においてゆるぎない地位をしめていた。