揖斐高著 市河寛斎 大窪詩仏 目次

内容細目

市河寛斎

  I 雌伏の日々
乙未の除夕…3  出山…5  孤松行…8  己亥元旦の作…12  井子章・宮田子亮・関君長・紀世馨・源文竜・入江子実、新居に過ぎ見る。…13  夏目、仲温、海亭に邀え飲む…16  宮田子亮の書を得たり。余を某藩に薦むるの言有り。賦して謝す。…18  夏陽子を哭す…21  深川の舟の中…24  冬の日…25  時事二首…26  北里歌(三十首のうち六首)30
  Ⅱ 浪人生活の不安
矢の倉新居の作…45  憂いの中の楽しみ…47  丁未の除夕…53  雨の夜の上尾道中…54  三絃弾…56  東坡城赤壁の図…65  遊春、永日の韻に和す(九首のうち一首)67  秋の夜…68  南の窓…70  水郭の初夏…721  事を書す…73  城居…75
  Ⅲ 藩儒の生活
拙を養う…78  越中の元夕(二首)80  客去る…83  雪中の雑詩 五首(うち一首)84  夏の夜の枕上の作…87  家に帰りての作…89  永日・無絃過ぎ見れ、賦して示す…90  お玉が池の新居…92  客中の記事…95  事に感ず…99  北海道中…100  籠の渡し…102  秋雨…105  晩秋の舟行…105  亥児に示す…106  青陵、京師自り至る…108  窮婦の嘆き…109  九月廿七日雷雨終日、門を出づること能わず、短歌を作る。…118  傲其の詩(五十首のうち五首)120  無絃、五瀬自り至り詩を談ずること数日、慨然として贈れる有り。…137  雨涼し…141  憶昔…142  冬温かし…145  歳杪の縦革…146  夢に月宮に遊ぶの吟…150
  Ⅳ 晩年の詩
江戸を発つ…157  八月廿三日、翠屏詩屋に小酌し月を待つ…159   青霞堂にて九峰先生を懐う…161  偶作…163  荷亭に暁に坐す…164  邨童の渓上に戯るるを観る…166  梨花の雪…167  客舎の夏の日…170  江芸閣・劉夢沢と同じく張秋琴の七夕の韻に和す。…174  白髪の嘆き…174

大窪詩仏

  I 詩人をめざして
居をトす…183  暮に品川に帰る…185  北山先生の孝経楼…187  牽牛花…189  荏土の故人を懐う…191  蕈を劚る 八首(うち三首)193  春の思い…196  春の寒さ…197  睡る蝶…198  秋の径…201  歳の暮旅…202  桜 七首(うち一首)204  急雨…206  烟花戯…208  邨中の晩歩…211  雪の声…212
  Ⅱ 詩聖堂の宗匠
新居…215  蠣房を食う…217  村居して喜びを書す…218  李白、月に問う図に題す…221  雪後の鴬谷の小集、庚韻を得たり…226  春の草…230  黄鳥子の詞…277  山中の雑題(四首のうち二首) …236  橋の上の初雪、和歌題…239  天瀬の韻に次す(四首のうち二首)240  村の夜…243  家人、衣を寄す…245  淀川を下る…246  土山を発って鈴鹿に抵る。途中風雪大いに作る。詩四首を得たり。(うち二首)興に乗る…250  築波山に登る(八首のうち一首)252  親知らず子知らず…253  空翠楼の晩望(二首のうち一首)256  山中温泉雑題(四首のうち一首)257  冬の夜…258  冠山老侯の殤女阿露の遺書の後に題す(三首のうち二首)260  秋の蚊…266  内を夢む…270  小松城下にて墨屏・空翠・暁山・芝圃に似す…274  来りて酒を飲むに如かず。楽天の体に傚う(四首)278  偶成…284  銜遠亭に月を賞す…286  天竜川…290  頼子成の山紫水明処に題す…292  午睡…298
  Ⅲ 老年の寂しさ
奥山君鳳の秋田に之くを送る…300  秋空の雁影…307  内を哭す(六首のうち三首)309  江天の暮雪…312  「酒は独り飲む理無し」を賦し得たり…314  錦繍亭排律…318  八竜湖に泛ぶ(六首のうち二首)322  亡き妻を夢む…325  墨多川…326  白小…329  有年行…330  夏の日の山亭…333  秋残(二首)343

解説

一 格調の詩から性霊の詩へ…349  二 市河寛斎…353  三 大窪詩仏…367

市河寛斎略年譜


383

大窪詩仏略年譜


385